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【第6回】Another Storyインタビュー ~後編~

"LOUD"したくなる次世代バンドを集めたライブイベント"LOUD STREAM"に連動してスタートしたインタビューコラム、第六弾!
 
バンドマンがバンドマンへインタビューすることにより、舞台裏の面白さやアーティストの本音をがっつり掘り下げていくぜッ!
 
 
第六回目のインタビューは!!第五回でお送りしたAnother Storyのインタビュー後編!
Pay money To my Pain PABLO氏プロデュースの元、フルアルバムを完成させたダークヒーローAnother Story!!
このコラムのテーマでもあった”バンドマンも読みたくなる音楽コラム”!後編は制作方法等をたくさんぶっちゃけてくれました☆
 
 

 
KeiGo(Vo)、寛-hero-(Gt)
インタビュアー:yurica(LAST MAY JAGUAR Vo)
 
 
-歌詞をつけるのにあたってPABLO氏からオーダーはあったのですか?例えば、テーマとか、メロの譜割変えないで、とか。
 
KeiGo:歌詞は自由に書かせてくれた。1曲目の「gone」だけは「家族について書いてほしいな」っていう題材はあって。それはそう書いたけど他は自由。譜割は何箇所かあったな。俺は、歌詞書く上で多少メロディー変えるのは当たり前だったから、自然にやってた。語尾の処理とか。でもPABLOさんがめちゃくちゃこだわる箇所はあって。歌詞を変えたり、しっかりそこに合わせたよ。
 
寛-hero-:今まではなかったもんね。KeiGoの作ったメロに、KeiGoの歌詞がのる。
 
KeiGo:自分が作ったメロですら、歌詞乗せてくときにメロディーのほう変えるからな。うん、そこ難しかった。でも今回俺は最初から、合わせていこうって気持ちでやってたんだ。ここで「自分スタイルは~」って言うんだったら、新しいものやるって言うテーマが崩れるし。普段だったら、合わせるとか絶対やらないから俺(笑)
 
-うん、意外(笑)
 
KeiGo:曲も意外だと思う。アナスト聴いてきた人たちも意外だと思う。一曲目「gone」なんかは声あまりはらないように歌って。今までになかった。
 
寛-hero-:PABLOさん節だったね。
 
 
-歌詞は全部KeiGoが書いているんだよね。全歌詞英語なのはこだわり?
 
KeiGo:単純に、俺日本語歌うと下手なの(笑)
 
一同:爆笑
 
寛-hero-:俺がめっちゃ言う(笑)いわゆる日本人が歌う日本語の歌い方じゃないんだよ。歌に関しては、英語のほうが強いのかなっていう日本語になる(笑)
 
KeiGo:俺は思ってないんだけど周りが言うんだよ、気持ち悪いって(笑)全然日本人なんだけど。でも自分でも、日本語の歌詞の譜割がわからない。ちゃんと聞いて、マークとかつけないとわかんないんだよね。
 
-家族のことについて書いてとオーダーされた「gone」は何を書いてるの?
 
KeiGo:家族を題材にしつつも、俺はハッピーソングにするつもりはなくて。結局、なくなってからわかることのほうが多いよね、と。ちなみにこれは妄想で書いているんだけど。
 
寛-hero-:あとは「The Other Side(#10)」とかね。
 
KeiGo:この歌詞は、半分書いてないんだよね。最後、永遠とセリフなんだけど、そこで前半に書いてる全てをぶっ壊す。基本的に皮肉が好きだから(笑)読んだまんまに捉えられないのがいい。
 
寛-hero-:そういう世界観好きだよな(笑)
 
KeiGo:その全体を通しての皮肉が楽しい。例えばさ、だらしない人がいたとする。そいつに俺はずっとピザをあげるの。ほら食えよ、ほら、腹減ってんだろ食えよって。それでどんどん醜くなるじゃん。ピザあげてることがもう皮肉なんだよ。
 
-飲み会でもそういうところあるよね(笑)
 
一同:(笑)
 
KeiGo:歌詞も、一筋縄じゃいかないように書いてるよ。何回か読んでみて気付くこともあると思うよ。
 
-和訳もKeiGoが書いているの?これは直訳?
 
KeiGo:和訳も俺が書いてる。人に訳してもらうとニュアンスが変わるのが嫌で。正確には、和訳じゃなくて意訳だね。俺が伝えたかったことの意味を日本語で書き直してる。歌詞として読みやすいように書いているから、他の和訳よりわかりやすいと思うよ。
 
-歌詞はスラスラかけちゃうタイプ?それと、歌詞のテーマは前もって決めるタイプ?
 
KeiGo:ハマるときはハマるけど、ゆうて2,3日だよ。俺はできないときは寝るから。もしくは飲みに行っちゃったりするから(笑)
テーマは最初に決めるね。ノートに、家族だったら家族って書いて丸して、ブレイストーミングみたいに思いつた言葉を書いていく。家族に対してのキーワード、お父さんお母さん、血がつながってる、とか。ページ溢れるまで書き終わるとだんだん見えるんだよ。
 
寛-hero-:初耳だわ!
 
-作詞家みたいな書き方だね!わたしもそう書くことあるよ。お笑いと作詞はそうなんだってね。お笑いだと、一つのテーマについてキーワードをどんどん書いていって、そこからボケとツッコミができていく、みたいな。
 
KeiGo:そう、そうすると、歌詞に使わない言葉からでも見えてくるんだよ。お母さんとかさ、実際歌詞には使わないんだけど、関係値のあるワードから見えてくるんだ。「そうだ、これをこういう感じに言おう!」とか、自分で書いてみて初めて気づくとかあるよ。
 
-そのテーマから曲のタイトルをつけたりするの?
 
KeiGo:タイトルは最後に付けるな。歌詞の内容もあるけど、言いやすさとか。他の曲が長いタイトルだったらこれは短くしようとかの兼ね合いもある(笑)いつも、アルバム全曲できてからタイトル付けるんだよな。
 
寛-hero-:そう、だから俺らもスタジオでずっと仮タイトルで曲を呼んでるから、メンバー内で正規タイトルを馴染ませるのが大変(笑)
 
-寛-hero-さんが作った曲に関して、KeiGoに歌詞のテーマをオーダーすることはあるのですか?
 
寛-hero-:ないですね。俺が作った音に対してKeiGoが感じ取ったイメージで書いてくれればいいと思ってる。というのも、俺があんまり歌詞を重視して音楽を聴いてなくて。ギタリストだと、音として音楽を聴いてるタイプが多いと思うんだけど俺がまさにそのタイプで。
 
KeiGo:俺もそのタイプだったな。
 
寛-hero-:それでもKeiGoの歌詞は出来上がったら読むし、面白い歌詞書くなとは思うよ。
 
-歌詞の世界もダークなのがテーマ?
 
KeiGo:基本的に文句垂れてるよ(笑)面白い言い方でディスったり。でも今作のPABLOさんの曲は真剣なのもあるよ。今までのは小ばかにしたの多かったけど(笑)
 
寛-hero-:基本的には人間のダークサイドの代弁者だよな。メジャーのアーティストが書かないようなことを書いてくれるから、メンバーもその面白みは感じてるな。
 
KeiGo:「お前本当はこう思ってるんでしょ、どうせさ」みたいのは書くな(笑)でも文句だけじゃなくて、みんながスルーしがちなところを言ってる。空気読んでいったんスルーしとくか、みたいなのを壊したい。歌詞ですら空気読んでたくない。俺らが応援ソング書いてても面白くないでしょ(笑)
 
-MusicVideoは公開されてないですね。公開される予定はあるのですか?
 
KeiGo:トレーラー映像は公開されているけど、今回MV撮ってなくて。今作はこのCDだけ「はいっ」ていうのがいい。曲も飾らずに作ってるから、それを聴いてほしい。あとはライブで!みたいな。その方が世界観が伝わると思った。
 
-PABLO氏書下ろしの曲と、自分たちで作った曲、ライブでやってみて違いはありますか?歌、演奏、パフォーマンス。
 
KeiGo:俺らは元々あまり作りこまずにライブするから。ゲネとかスタジオ内だとわかんないんだよね、ライブやっていかないと。
 
寛-hero-:ライブで実際肌で感じたものを次に活かしていく。
 
KeiGo:曲ってライブで育てていくもんだからね。ライブ時のお客さんがウケる空気感って、俺らのイメージとちょっと違ったりするから。例えば、俺らは聴かせたい曲で暴れてきたりとか。
 
寛-hero-:そうなんだ!って曲はそういう使い方をしてあげる。
 
KeiGo:新しい曲を育てていくっていう点では、PABLOさんの曲も自分たちで作った曲も変わらないかな。染みてくるかどうかは。
 
寛-hero-:ライブで絶対最後にやってる「Happy Deathday(#18)」もリリースした直後は一曲目にやってたんだけど、クライマックス感が強すぎて。今回のアルバムにも一番最後に入れてる。俺がこの曲を作ったときは一曲目のイメージで作ってたんだけど、結果的にライブでは最後にやる曲になった。セトリの作り方はお客さんの反応を見てどんどん変えていくかな。
 
KeiGo:お客さんと一緒に曲育てていってるかんじだよな。
 
-今回、新しいリスナーも増えると思いますが、新たに加わったPABLO氏書下ろしの曲以外の、今までの曲でマストで聞いてほしいのはどの曲ですか?
 
KeiGo:アルバム一番最後に入ってる「Happy Deathday(#18)」だな。あの曲はいろんな要素が入って、いいバランスでできてると思う。リードってアルバムごとにあると思うけど、これが一番強いな。
 
寛-hero-:二枚目のアルバム作るときにもうレコーディングの日程も決まっていて。でも自分達の中ではまだできる気がして。俺がKeiGoの家に行って合宿的な感じで。俺がギター弾いてるのにKeiGoが適当に鼻歌うたっているのを「あ、今の合うかも!」って俺が拾って。そこからどんどん広がっていってできた。
 
KeiGo:そう、それで最後に「Hey」を足して、完成した(笑)これできたときはキターってなったな。俺ら的にも今のところ最強かな。激しいのに泣きそうになる曲。
 
寛-hero-:Another Storyの曲作るときにそのテーマは前提にあって。盛り上がりながら泣いてるお客さんがいてほしい。「Happy Deathday(#18)」はリリースしてからやらなかったライブはないくらい、ライブで一番気持ちが乗る曲。
 
-次作は制作していますか?また、今後の予定を教えてください。
 
寛-hero-:もちろん、次作はずっと曲を書き続けてる。自分の中で、次に作るアルバムのイメージはなんとなくあるので。次作はたくさん曲作って、メンバーでもんでみて「これは入れる、これは入れない」って振り分けたいなと。俺は作ろうと思って作るよりは、キタキターっていうタイプだから。
 
KeiGo:来年は三月からワンマンツアーに回るよ。その先はこの二年半の経験をふまえて、成長した証になる俺らだけのアルバムを作りたいと思ってるよ。
 
寛-hero-:来年10周年だからね。タイミングとしてはよかった、今回9周年でPABLOさんと意見を交わしながら作ったアルバムが出て、それをふまえて10周年は最強のアルバムを作るっていう展望がある。
 
KeiGo:そこで今回増えた引き出しを使っていきたい。今、チャンスがいっぱいあるから、来年からガッツリいくよ!
 
 

Official Site :  http://anotherstory.jp/


『Yours Truly』
2017.12.13 RELEASE
¥2,484 (Tax in)
INRC-0026

PABLO氏書き下ろしの新曲5曲に加え、「Signs」「Truth or Dare」「The Company」よりライヴ定番の人気曲13曲を合わせた、全18曲のコンプリートアルバム!!
 
リリースワンマンツアー2018
3/24(土) 仙台 spaceZero
3/25(日) 新潟 GOLDENPIGS Black stage
3/31(土) 福岡 Queblick
4/1  (日) 岡山 CRAZYMAMA 2nd Room
4/14(土) 神戸 太陽と虎
4/15(日) 大阪 DROP
4/22(日) 名古屋 RAD HALL
4/28(土) 東京 UNIT

アルバム#18「Happy Deathday」MV