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|| COLUMN ||

【第11回】ボーカリストに告ぐ。w

さて、Beginner's Rock って事でBeginner向けお役立ち情報も掲載しますかね。
オレは実は地元札幌では、某ボーカルスクール席を置く講師でも有るのだ。w
と言ってもギター講師なのでボーカルは一応専門外だが「門前の小僧、習わぬ経を読む」という事でちょっとしたアドヴァイスなら出来るわけだ。
 
で、スクールイベントのPAスタッフをやったり、アマチュアバンドのライブなんかを見てて気づくことが有る。
それはズバリ!
 
「ディレイ&リヴァーブの使い方」
 
なのだ!
 
殆どの場合、ライブなどでボーカルにはディレイとリヴァーブが掛かって居ると思うのだが、何故かどの人も効果的に使えてない感がある。
ボーカリストはエレキギターやエレキベースとは違って、自分の体が楽器なので、エフェクターを繋ぐわけにも行かない。w
しかし、文明は素晴らしく、ボーカルマイクにエフェクトが掛けられるのだが、エフェクトのかかった状態での練習をスタジオでやるのは中々ハードルが高いのだ。
で、練習してないものは使えないって感じだと思うのだが、練習して無くてもちょっと理屈がわかれば、ぶっつけでも使いこなせるんじゃないかと…。
 
そう思いまして、ちょっとした理屈を伝授しましょう。(^^)
 
ディレイでもリヴァーブでも、入力ゲインに応じて、その効果が変化するのだ。
端的にいうと、入力がデカイほど、よく掛かると思えばいい。
当然有る一定以下のレベルだとエフェクト効果は掛からない。
 
この理屈を覚えておくと言い。
ボーカリストあるあるなのは、小さな声でもエフェクトが掛かると思っている人が意外と多いって事。
まぁ、厳密には小さな声でもエフェクトは掛かるのだが、ウィスパーボイスの状態でリヴァーブがガンガン掛かっているということは、普通の音量で歌うと風呂場に成る、つまり掛かりすぎるってことなのだ。
  
で、現場のライブハウスでリハーサルをする訳だが、特に注文しない限りは、通常の音量で歌ってる時に何となく深みが出てる程度にしかディレイやリヴァーブは掛かっていないハズだ。
歌いながら、もっとリヴァーブを!って思う人も少なく無いのだが、ここで掛けすぎると結構ウザい感じになってしまうので我慢する。
 
「じゃ、この薄っぺらいリヴァーブをどうしろというのだ!?」って言うと思うんですが、生バンド演奏で歌う時は正直これで十分です。
この手のエフェクトって聞いてる側に悟られるとかっこ悪いんですよ。
「聞いてる人が気づかないほどさり気なく使ってるけど、無いと聞けない。」と言うのが、エフェクトの最も良い使い方です。
で、ここ一番で声を張り上げると、そこだけ深いリヴァーブが掛かるわけです。
なので、声を張ってサビを歌う時は、リヴァーブ効果で伸びやかなハイトーンに成るとかね。
メリハリが出るわけです。
 
なのでリハーサルの時に、通常の音量の声、小さな声、サビなどで声を張り上げたときの声の3種類くらいは試した方が良い。
通常の音量から声を張り上げた時に、それに追従して効果が深くなるように、PAさんにディレイやリヴァーブを調整してもらおう。
 
たったコレだけで、あなたの歌は今までより上手く聞こえます。(^^)
このディレイ&リヴァーブの調整をちゃんとやらないボーカリスト多いんですよね…。
 
もし、あなたのバンドのギタリストが、四六時中ディレイ掛けっぱなしでワンワンして何弾いてるか判らなくなってるのは嫌でしょう?w
ボーカリストが風呂場サウンドで歌ってるのも、バックのメンバーは嫌なものなのです。w

■プロフィール
2005年:HMバンド「MARVERICK」にてCDデビューし、香港・ドイツ等の海外興行を成功させる。その後、地元札幌にて来札するの国内外の著名アーティストのOAやサポート・共演をこなし、ジャンルやスタイルに拘らない自由な活動を行う。 
2006年:女性ボーカルのPOPバンド「鈴音」の活動を通して、SHINJIと知り合う。 
2008年:ベースのSHINJIと共に「Phantom of sorrow」を結成。