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【第10回】ロックを知る

「ロックを知る」シリーズ、第一弾として、イキナリあの大御所
「ジミ・ヘンドリックス大先生」にご登場願います。w
 
 
●ジミ・ヘンドリックス
50代以上の方には今更感満載なジミの生涯ですが、ざっくりと説明。
 
ロックギターの原点とも言うべき人物で、1966年10月にイギリスでベースにノエル・レディング、ドラムにミッチ・ミッチェル(両名とも白人)を迎え、ジミ・ヘンドリックス&エクスペリエンスを結成し「Hey Joe / Stone Free」をリリースし、デビューシングルが全英4位の快挙をなす。
 

  
当時イギリスで活動していたエリック・クラプトンは、「誰もジミの様には弾けない」という言葉を残し、ジェフ・ベックは「廃業を考えた」と言うほどのインパクトを持って登場したわけだ。
 
ジミ・ヘンドリックスは、アメリカのブルースを基調にしたインプロヴィゼーションに寄る即興演奏を得意とし、更にモダンなスタイルや、新しいエフェクター等も積極的に取り入れ、当時誰もが聞いたことのないサウンドを叩き出していた。
ジミのライブには、既にビッグネームだったビートルズのメンバーや、ローリング・ストーンズのメンバーたちが連日顔を出し、ジミのプレイを見ていたそうだ。
 
1967年、逆輸入(元々ジミはアメリカ人なのだ)の形でモンタレーポップフェスにてアメリカデビューを果たす訳だが、当時アメリカでは全く無名だったジミをフェスに推薦したのは、ビートルズのポール・マッカートニだった。
 

 
その後、プロデューサーのチェス・チャンドラーが対人関係で辞め、ギャラ問題でベースのノエル・レディングが辞め、69年の春には事実上、エクスペリエンスは解散状態で、ドラマーのミッチ・ミッチェルと、ベースにビリー・コックス(黒人)を迎え、新バンド「ジプシー・サンズ&レインボウズ」を結成した。
そしてそのままあのウッドストックに出演する。
 

  
ウッドストックではコンガなどが加わったスタイルで演奏されたが、それはジミがビッグバンド結成を目指していたからと言われている。
しかし、マネジメント側との交渉がうまく逝かず、結局解散。
その後、黒人だけのファンクロックバンド「バンド・オブ・ジプシーズ」を結成するが、それもマネジメント側の要求と合致せず、70年初頭には解散している。
 
ジミはバンド再起をかけて、ミッチ・ミッチェルと、ビリー・コックスとのトリオでツアーを回るが、ビリーが精神的に病んでしまいアメリカに帰国するなどしてまたもや活動が上手く行かない中、ロンドンのホテルにで、吐瀉物を喉につまらせ窒息死することになる。
 

  
さて、なぜこの人がこんなにも持ち上げられるのか?
恐らくは、現代のロックギタリストで、我々も含めて、直接的にも間接的にもジミ・ヘンドリックスの影響を受けてない人は一人も居ないと言える程、多くのギタリストに影響を与えている。
仮に「イヤ、ボクはジミヘンの影響は受けてないよ。」という人でも、例えばスティーブ・ヴァイの影響を受けていれば、間接的にジミ・ヘンドリックスの影響を受けている事になるわけだ。
 
 
 
●ジミ・ヘンドリックス その奏法
 
代表的なジミヘン奏法は、当時珍しかったエフェトサウンドを駆使しした事と、派手なアーミングプレイに代表される。
現存する音源ではウッドストックで演奏される、「 The Star Spangled Banner American Anthem」でのプレイが分かりやすいだろう。
アメリカ国家をアレンジして演奏しているが、ふわふわしたエフェクト音がユニヴァイブで、途中から激しくアーミングするプレイは、ヴェトナム戦争での爆撃音を表していると言われている。
当時は、今のようなディストーションも存在せず、有るのはFUZZのみなので、現代の様な滑らかなサウンドではないが、この荒々しいサウンドは鬼気迫るものが有る。
フレーズそのものは、オーソドックスなブルースフレーズが多いのだが、このアーミングとエフェクトのセンスが際立っており、多くのフォロワーを産んだわけだ。
 
 
●ジミヘンコード
 
ロックギタリストの世界には「ジミヘンコード」と呼ばれるコードが有る。
一般には、#9thと言われるコードなのだが、元々ブルースやジャズでは普通に使われて居たコードだが、当時それをロックに持ち込んで、さらにサイケデリックに響かせたギタリストはジミヘンが最初だった。
故に世界的にこのコード(E7#9th)はヘンドリックス・コード(日本ではジミヘンコード)と呼ばれるようになったわけだ。
ギタリストの名前がついたコードは後にも先にもコレだけだと思う。
 
 
●ジミ・ヘンドリックスに影響を受けたギタリスト
 
これはもう、ジャンルを問わず枚挙に厭わない程沢山居るのだが、直接影響を受けたと公言する人を数人上げてみる。
 
エリック・クラプトン
ジェフ・ベック
ウリ・ジョン・ロート
デヴィッド・ギルモア
ビリー・ギボンズ
ゲイリー・ムーア
リッチー・ブラック・モア
イングヴェイ・マルムスティーン
スティーブ・ヴァイ
ポール・ギルバート
オリアンティ
ジョンメイヤー
ザック・ワイルド
スティービー・レイ・ボーン
スラッシュ
ジョージ・リンチ
中野重夫
山本恭司
チャー
他多数…
 
正直書ききれません。
 
 
●まとめ
 
現代ロックの元祖であるジミ・ヘンドリックス。
よりサイケデリックで、よりファンキーなサウンドでロックの礎を作った人物。
実質3年ほどの活動期間で没後40年以上経つ現在でも崇拝されている唯一のギタリストでもある。
 
代表曲
Hey Joe
VooDoo child
Purple Haze

 
ロックギターを弾く人なら、一度は聞いて欲しいギタリスト。
現代ロックに必要な基本的な奏法テクニックが全てここに詰まっています。
(^^)

■プロフィール
2005年:HMバンド「MARVERICK」にてCDデビューし、香港・ドイツ等の海外興行を成功させる。その後、地元札幌にて来札するの国内外の著名アーティストのOAやサポート・共演をこなし、ジャンルやスタイルに拘らない自由な活動を行う。 
2006年:女性ボーカルのPOPバンド「鈴音」の活動を通して、SHINJIと知り合う。 
2008年:ベースのSHINJIと共に「Phantom of sorrow」を結成。