ロック/ラウド/メタル・WEBマガジン
TOP | COLUMN | INTERVIEW | NEWS | EVENT
TOP | COLUMN | INTERVIEW | NEWS

|| COLUMN ||

【第6回】ボーカルを録る!

さてボーカルです。
ボーカルは、マイクとマイクプリに凝りましょう。
よくあるのは、リボンマイクとかコンデンサーマイクとか言われてるもの。
実は、リボンマイクってのは、コンデンサーマイクの一種で、一般にボーカルレコーディングで「コンデンサーマイク」と言うと、ほぼこの「リボンマイク」か「ラージダイアフラム」を指します。
なのでココでは、「リボンマイク」&「ラージダイアフラム」の事を一括して「コンデンサーマイク」と言います。
厳密には、構造が違うので別なマイクなんですけど、録音してしまえばマイクの構造まで録音できませんのであまり気にしません。w
 
よく、「マイク落とすなよ!壊れるぞ!」って言う話を聞くと思いますが、これはこの「リボンマイク」しか無かった頃に言われた言葉なんですよ。
構造的に、中に「リボン」(薄い膜)が張られてあり、それに震動を与えることで、音を拾ってるんですが、この「リボン」が非常に弱くて、ちょっとの振動ですぐ破けてしまっていたからなんですね。
現代は、ダイナミックマイクと言われる(SHUREの58betaみたいなやつ)のが結構高性能になっているので、こちらの方が一般的ですが、繊細な音が欲しい場合は、やはり今でも「リボンマイク」なんですよ。
因みに、ダイナミックマイクはちょっと位落としても、そう簡単に壊れませんので安心を。
その代わり、グリルボール(先端のアミアミ部分)が潰れてしまい、みっともないですが。w
で、「リボンマイク」って具体的にどんなのか?って言うと、
最近流行りの、 SE ELECTRONICS の 「sE X1R」(パッシブリボン)とか、 テクニカの「AT4080」とかですね。
有名所では、RODE とか、SENNHEISERとか、老舗の海外メーカーもありますが、初心者にお薦めの入門機は、オーディオテクニカのAT2020(ラージダイアフラム)とか使いやすいと思います。
他にも、パッシブ型のリボンマイクもありますが、殆どはファンタム電源と言う24?48Vの電源を必要とします。
 
で、コイツをこのままインターフェースにぶち込んでいいのか?って話ですが、インターフェースのファンタム電源が内蔵になっていればそいつをONにすることでOKですが、ない場合はファンタム電源が別に必要です。
ファンタム電源を購入する時に、マイクプリ内蔵型(ってか、今時は殆どそうですが)を選ぶのが安価でしょう。
ビギナー向けには、BEHRINGERなどから数千円で出てますし、ちょっと成れた人は、オーディオテクニカのAT8541とかでも良いでしょう。
もちろん、高いモデルはそれなりに音も良いので、予算に合わせて色々試してみると良いかと思います。
 
で、マイク以外に必要な機材は?
マイク(バランス)ケーブルとポップガードとアンビエントルームフィルター位かな?
本気な話をすると、部屋の構造から考えたいのですが、まぁ宅録なんで。
ポップガードは数千円、アンビエント~は1万円位から色々あります。
 
ポップガードは、破裂音(ぱぴぷぺぽ)をきれいに録るために必要です。
アンビエント~は、部屋の反響を拾いたくない時に使います。
殆どの場合部屋の反響は必要ないでしょうから、必須と言っても過言じゃないでしょう。
 
これらをセットして、マイクを繋ぎますが、繋ぐ場合はバランスケーブルを使います。
両端がキャノン(XLR)コネクタに成ってるやつですね。
こいつでマイクからマイクプリ、インターフェース間をつなぎます。
「なぜバランスケーブルなのか?」って言うと主にノイズ低減のためなんですよ。
コンデンサーマイクの出力インピーダンスは、200Ω(ダイナミックマイクだと400~600Ω)のモノが多いので、ギター等に比べるとかなりローインピーダンスなんですよ。
ですから、これをある程度の音量で使おうと思うと、当然ボリューム上げることに成るんですが、そうなると音声と一緒にノイズも大きくなるんですよ。
なので、バランスケーブルを用いて、ノイズ低減を図ろうとする訳なんですが、実は他にも色んな効能があります。
ココでは、細かいことは割愛しますが、興味のある人はググって見ても良いかも。
で、ゲイン設定をしていよいよボーカル録音です。
 
では、準備ができたらRECボタンを押して録音を開始して下さい。(^^)

■プロフィール
2005年:HMバンド「MARVERICK」にてCDデビューし、香港・ドイツ等の海外興行を成功させる。その後、地元札幌にて来札するの国内外の著名アーティストのOAやサポート・共演をこなし、ジャンルやスタイルに拘らない自由な活動を行う。 
2006年:女性ボーカルのPOPバンド「鈴音」の活動を通して、SHINJIと知り合う。 
2008年:ベースのSHINJIと共に「Phantom of sorrow」を結成。