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|| COLUMN ||

【第2回】ギターアンプについて

どうも毎度、VorchaosのKazです。  
前回は好きなギタープレイヤーの話でしたが、今回はギターリストらしくギター機材の話でも・・・   
 
【第2回、ギターアンプについて】 
皆様ライブハウスに足を運ぶ人が多いと思いますが、対バン形式やイベントだと色んなバンドが出ますよね。それぞれにギターがいて一日に何人もギターリストが出る事と思います。そして、やはり皆様それぞれ出したい音があるのでコダワリの機材を使用しているのであります。それが音の違い、ひいてはバンド毎のカラーの違いとなって表れる訳ですね。    
 
ギターリストの機材は大体が、1にギター。
2にアンプ。
3にエフェクターの三種類で出来ています。
みんなそれぞれこだわる所が違います。
 
 例えば僕だとギターとエフェクターは正直なんとでもなりますが、大事なのがアンプ!  
ライブハウスにあるのは大体がMarshall、そしてRolandのJazz Chorus。
どちらも素晴らしいアンプです。個人的には好き。
 
  しかしVorchaosのKazとしては【Peavey5150】!!
これがないと困ります。もうヤバい。  
諸般の事情でこれが使えなくて、現場に僕と相性の合わないアンプがあったらもう演奏中落ち着かないのです。もうヤバい。
  ちなみにその時の僕の気持ちを理解したい人は、パンツを履かないで駅前に繰り出しましょう。僕はやった事ありませんが、きっとそんな感じ。
 
    さて、今回はそのアンプについて掘り下げてみます。
  
   基本的な概念としてはギターの音をデカくするという機材です。
その成り立ちは古く1930年近辺には存在していたようです。
当時は音響機器が発達してないので楽器本体の音量で勝負していました。
  しかしギターというのはどうしても他の楽器に比べると音が小さいんですよね。
 もしアンプがなかったら・・・吹奏楽部の中にアコースティックギターがいても、絶対ギターの音は聞こえないでしょう。
  エレキギターなんてアンプに繋げなければショボいもんです。チャカチャカ。  
 
   そんなこんなで1930年くらいの世のギタープレイヤーは、自分が目立つ為にどうしたらいいか考えました。
 そして、マイクで拾ってスピーカーから大きい音で出せばいいじゃないか!!という結論に至ります。
 そうして生まれたのがギターアンプです。
 そしてギターアンプが生まれた事でそれを使って音を出す前提のエレキギターが生まれたんですね。
     実際は昔なので、ただのスピーカーに毛が生えたようなものだったと思うので、音量を上げすぎると当然音が割れた事と思います。
 さらに音を増幅する為に真空管が使われていましたが、これも音量を上げすぎると音がグシャっと潰れてしまう特性があります。
 ですが、それを普通じゃないぜ、かっこいいぜと思った人々がいました。
 いつの世もRockとは人の心の中にあるものです。
音が割れている?そんなの関係ねぇ!Hi! Oh pad peer! 
 
   という訳で、そんな潰れて割れた音が新鮮さも相まって世の中で受け入れられ、今日のRockギターの土台になったのです。 
  なお、その辺の時代の割れた音が聞けるのは映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に出てきたり、テレビでもよく使われる「Johnny B. Goode」で有名なChuck Berryさんとか、シカゴブルースの巨星Muddy Watersさんとか。
 ただ、当時はボリュームを限界まであげないと出ない音でした。
  それだと困るしうるさいしすぐ壊れるので、電子回路によって歪みサウンドを容易に再現出来るようにしたのがFenderだったりMarshallだったりします。この頃に今のアンプの基礎が生まれます。
 
 ところが、人間とは欲の深い生き物です。特にお前。  
と、仏陀が申す通り、人類は一つ出来るともっと、もっと、と求め続けます。そして、それに応えるべく進化し続けるアンプ。
 その過渡期にさらに過激なサウンドを求めまくったギターリストが一人。  そう、第一回コラムでも名前が出ました。僕の大好き皆大好きEdward Van Halenです。
 ここでようやく話が帰ってきました。
そんな彼の要求により生みだされたのが、僕も使うPeavey5150!!  
なおコレをさらに現代の部品といわくつき真空管と組み合わせて改造した結果、なんか別物になってしまったのが僕のパンツ・・もといアンプです。 
音のパンチの強さ。
和音を弾いた時の音の分離のよさ。
センドリターンのオンオフがフットスイッチでできる事。
Vorchaosの曲、「Chaos core」のイントロギターは、このアンプじゃないと出せません。
 
 他に目を向けるとBEATLESやQUEEN的な進化のVOX。
Pantera的な進化のRandallやKRANK(相方のyuzoはコレ)。
Santanaが弾いて「これめっさブギーしとるやん!」と言った事から名前がついたというメサブギー(コレは半分嘘、日本人限定の有名なジョークです。でもサンタナがブギーしてる!と言ったから名前がついたのは本当)。
と、いつの時代も音楽を作ってきたアンプ。
どのアンプを使うかでその人の好みや嗜好がちょっと見えます。
 
 なお現代でも進化は止まりません。
 アンプシュミレーターと言って、実際のアンプを使わなくてもそれぞれのアンプの音がデータ化されていて、スイッチ一つで再現するというデジタルな音響機器も主流になってきました。でっかいアンプを持ち運びする必要もなく色んな音が使えるのでとても便利です。  
 なおメカに弱い僕は、触ってるとお腹が痛くなるので、コイツが出てくると走って逃げます。
 
 
 そんなこんなでプレイヤーが出している音には、他にも色々な要素がありますが、そうして出てくる音を楽しんで頂ける事を願って、バンドマン達は様々な選択肢から機材を選んで音を出しています。 
 もちろん歴史背景とかは知らなくてもまったく問題ないですが、普段ライブハウスでなにげなく目にするモノにも色々あるんですよって事でここは一つ。     エフェクターやギター本体の話は、またいずれできたらいいな、と思っています。
  と、今回はここまで、また次回!!
 

■プロフィール
【Kaz】Vorchaos(ヴォルケイオス)のギターリスト。主に作曲とアレンジ、コンポーザー的役割を担当。2016年よりDEAN GUITARSのオフィシャルアーティストとなる。
 
【Vorchaos】2017年2月8日にキングレコード/NEXUSレーベルよりメジャーデビュー。メタル、ラウドロックをベースとし、無限の可能性を追求。重さと鋭さを併せ持つ攻撃的なサウンドに、事象の持つ二面性や人間の持つ感情の渦を表現した歌詞を伴い、独自のスタイルを構築している。